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第53回全国ブドウ研究大会が開催される

 

 全国果樹研究連合会(全果連)は8月24〜25日、山梨県甲州市にて、(公社)山梨県果樹園芸会、全農山梨県本部との共催で第53回全国ブドウ研究大会を開催した。会場の「甲州市中央公民館」には、全国のブドウ生産者や指導機関の関係者約500名が参加した。
 今回の第53回大会は「『温故知新』−技術で築く美味しさと安心のブランド−」を大会テーマとして基調講演、事例発表が行われた。
 事例発表に先立ち、大月健司全果連ブドウ部会長、小澤博山梨県果樹園芸会会長が主催者挨拶を行い、後藤斎山梨県知事、田辺篤甲州市長、關本得郎全農山梨県本部運営委員会会長から歓迎挨拶を行い、浅川京子農林水産省関東農政局長から来賓挨拶をいただいた。
 全果連会長賞は、山梨県山梨市市川の辻良幸氏が受賞された。辻氏は、昭和39年にアメリカへブドウ栽培の研修に行かれた後、収益性の向上を目的にデラウエアの施設栽培に取り組まれ、昭和44年にはハウス種なしデラウエアの栽培に成功した。その後も施設ブドウ栽培の安定生産技術の開発に努め、ブドウの超早期・早期加温栽培の普及・定着の牽引役を果たしてきた。また、全国は元より海外からの研修生も受け入れ、多くの後継者育成に尽力された。
 続いて、基調講演として「美味しいブドウを作るには−その育種と栽培−」を演題に、農研機構果樹茶業研究部門の佐藤明彦ブドウ・カキ育種ユニット長より講演が行われた。
 引き続いて行われた事例発表では、岡山県の高谷昌義氏、長野県の佐藤勝男氏、山梨県の小澤聖樹氏よりそれぞれ発表が行なわれた。

 最後に「大会決議」を全会一致で採択し、閉会した。

【 研究大会決議(要旨) 】
◯ ブドウ産業を支える担い手の確保、育成に努める。
◯ 省力、低コスト化を目指しながらも、新品種、新技術を探求し、高品質なブドウ生産を実現する。
◯ 気象変動に強いブドウ生産・経営を目指す。
◯ 消費者に信頼される安全・安心なブドウづくりを実践しつつ、関係者が連携して更なる消費拡大を図る。
◯ 全国の仲間との情報交換を密にし、生産技術の革新を追及する。

(日園連業務部落葉果樹課)