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第56回全国カンキツ研究大会を開催

第56回全国カンキツ研究大会

 全国果樹研究連合会(全果連)は平成22年9月2〜3日、山口市において、山口県柑橘同志会との共催で第56回全国カンキツ研究大会を開催した。大会は、山口県JAビル4階講堂を会場に、県内外のカンキツ生産者や関係機関担当者ら580人が参加し、「維新の『やまぐち』から発信〜オリジナル品種のブランド化と産地間共生〜」を大会テーマとして研究討議が行われた。
 岡村文男実行委員長の開会宣言の後、長畠耕一全果連カンキツ部会長が主催者挨拶を行った。その後、山口県二井関成知事、山口県農業協同組合中央会山本伸雄会長より歓迎挨拶、農林水産省大臣官房雨宮宏司審議官、山口県議会柳井俊学副議長より来賓祝辞が行われた。
 次に、高橋柑橘賞及び全国果樹研究連合会会長賞の授与式が行われ、高橋柑橘賞は和歌山県の南秀和氏、佐賀県の武藤和雄氏の2名、全国果樹研究連合会会長賞は山口県の山本弘三氏がそれぞれ受賞した。
 続いて、「オリジナル品種の産地育成とブランド化」をテーマに長谷川美典氏(農研究機構・果樹研究所長)をコーディネーターとして、中原一憲氏(全農愛媛県本部営農販売部営農振興課長)、山本和男氏(山口大島農協指導販売部長)、田代広和氏(日園連業務部柑橘課長)によるパネルディスカッションが行われた。
  最後に、大会決議が行われ、満場一致で採択された。

大会決議

  われわれ全国のカンキツ生産者は、地球温暖化がすすみ、気象変動が大きくなる中、品種更新や栽培技術の向上に取り組み、安全でおいしいカンキツを生産し、消費者に供給してきた。
 しかしながら、卸売価格の変動、低迷や生産出荷コストの上昇、果実消費の伸び悩み、生産者の高齢化、担い手不足等生産は危機的局面をむかえている。
 このような中、全国のカンキツ生産者、関係機関、行政が協調し、カンキツ産業の発展、永続のため、手をたずさえ、消費者に納得される果実の生産に取り組まねばならない。
 そこで、全国カンキツ産業の経営の安定を期するため、次の事項を推進する。

  1.  生産者自らが、毎日くだもの200g運動を実践するとともに、食育活動を積極的に展開し、次世代を担う子供、若年層に果物摂取の定着、習慣化を進める。
  2.  再生産できる安定した価格を形成するために、組織を結集し、実行ある需給調整、計画出荷を達成する。
  3.  品種乱立の中で、有望なオリジナル品種、優良品種に産地が協調して取り組み、生産並びに販路を拡大し、産地の共存共生を図る。
  4.  担い手の情報交換、技術交流しやすい環境を整備し、持続、永続する人づくり、産地づくりに取り組む。
  5.  高品質果実を生産するとともに、加工品開発に積極的に取り組み生果と加工品の両輪で果実消費を伸ばす。

(日園連業務部柑橘課)